ひとつぶの小さな時間が流れていった
いい訳ばかりしながら長いこと同じ場所にいる気がする
人生は100年、なんて浮かれたことをほざいてるのはどいつなんだろうか。
そう、感傷に浸るのは、会社唯一の同期がやめたから。
三年前に入社式でがんばろーぜと拳をぶつけてから、違う県の営業所にいたけれど、普段話すわけでもないけど、目に見えない心の支えであったと
いなくなるとわかってから痛いほどに思い知る。
こんなことが怖いのかと、自分でも思うことがたくさんある。
誰にも共有できない傷や感情の置き場を探して、見つからないから、空に落とす。
唯一無二の生き方がしたい。みんなが動画を見ている隙に、違うものが見たい。
本物の生きた景色を。壮大な景色を。誰も知らない穴場を。そんな欲望でいっぱいにしていっぱいになったバケツを、ズボンの中に隠して今日も、会社に出かける。つまらない灰色の岩石がたくさん落ちていた。文字通り退屈で生温い時間がそこを蠢いていた。
カッコ悪いなあと自分でも思う。仕方がないことだとも言えない。ロックじゃない、とか、ロックだ!とか、そういう物差しでも測れない。そんなの全部笑っちゃうくらいに子供の概念だ。
頭が良くなったあの日の一瞬の時間が、永遠に続いてほしかった。
空が触れるくらいに近くなったあの日の夜を。。。
そういう感じで、唯一の同期に今日電話で今日が最後なんだ、と言われて、
その虚しさどこに吐き出そうと考えたときに、ライブハウスしか思いつかなかったから、
探しては見るのだけれど、どこも自粛でしっくりとこない。
誰か、助け舟を貸して欲しいとも思ったりするけれど、かっこ悪いけど、自分はそういう生き方してこなかったもんなあ。自分の振る舞い、一秒、一秒の積み重ねがいまと地続きだ。
人に媚びは売りたくないが、人と話したいと強く思う。
こんな日の夜は。
青梅街道を奥まで進んで、新宿の手間、中野坂上を超えたあたりの空気は、妙に神秘的だなあと、ライブハウスのうんぬんと同時並行的に思うのだ、馬鹿だ。
とにかく今は感傷に浸り、それをつまみにブログという名の酒を描いている。
支離滅裂だけど、俺は、支離滅裂なことが歌いたい。言葉を超えた宇宙を一瞬でも見せたいわけだ。あんた、あんたはどう生きて死んでいきたい、?
かっこ悪くていいから、人生だけには負けたくない。と、格好つけてるわけじゃなくて本気で、思うのです。バカでいさせて欲しい。生きてる間くらい。なん光年の一瞬の刹那のようなこの人生の中で、この世になにを残せるかを、どんな傷を残せるのか、宇宙に塵を置いてこれるのかを、本当に思っている。
誰か、ドラム叩いて
理屈を打ち砕けるような、バカなドラムを
キモクマ