火星の地上、シチノコの森

遠くの空で雷が鳴っている

ムーアの世界

 

アウトプットよりもインプットが少ない時、

空っぽの虚勢を張り上げて、がなり立てている。

アドレナリンは出ないけれど、空っぽのライブと

馴染めないタバコの匂いのするライブハウスで、やり過ごせないまま時が

過ぎるのを待つだけだ。

好きなライブハウスのタバコの匂いと、嫌いなライブハウスのタバコの匂いってハッキリわかる。後はかかっているbgmとかもそれと深く因果して結びつく。一瞬だ。

入った瞬間に感じとる。顔や表には出さないけれど。

クールなフリをしてそこに突っ立っていても、喋れば喋るほどボキャブラリーやポテンシャルの低さがあからさまになって、この程度と底を見られる、実際に深くはないのだからそれが真実なんだけど、舞台に立つ以上、虚実でもいたいのだ。

 

アイドルと全く同じように、種類の違う何かで自分を立たせてやりたい。

 

 

 

 

アドレナリンの出ているライブをしばらくできてないなと思う。

それには条件がいる。女の子とかいると結構わかりやすいけど、ライブをする前とした後で、その人の態度が変わったりもするし、よくなることもあったりなかったり、やっぱりだけど、

年が近い人がたくさんいた方が、燃えるし、導火線に火が付くに決まってるよね

 

 

 

わかりやすく自分は浅はかだなとおもう。

病みまくってたあの頃の方が、そう言う意味ではスピリチュアルでカオスだったと思う。

 

内面や頭の中が。

 

 

擦り切れそうなほどギリギリのところで息を紡いでいた17歳から22歳くらいの時。

 

それから後は、就職した先の職場の方が、違う次元でカオスだったせいもあって、

自意識過剰だけじゃあ、乗り越えられない境遇の中に立って

 

自分のことだけで悩んでる余裕が体力的にも時間的にも無くなった。

 

そのおかげで物事が少しだけうまく回って流れるようになった。

名刺をもらった時に、ああこれで生身の体に傷をつけまくって生きて悩むだけでいなくて済むと思った。

 

その分、アドレナリンが出なくなったのかもしれないし、

マンネリしてきたのかも、そうじゃないように争っては見るものの、

自分が偽物である可能性も、かなり高いように思えてきた。

 

少なくとも自分一人じゃ、棒にも箸にも引っかからない。

ソロアーティストだって、魅力的な人の周りにはその人を支えたり、飾ったりするたくさんの魅力的な仲間が見えない裏方のように、いてエネルギーが集まってるから燃えて見えるんだ。

 

 

自分なりに、何が悪いのかに考えて見る。

 

ある日、ふと思った。(昔に比べたらちゃちなひらめきだけど)

 

 

本物は誰かが歩いた道を辿ったりしない。

 

自分より力のある人に媚び売って這い上がったりしない。

 

自ら茨の道を探し当てて進み、自分の脚力で階段を登っていると思う。

 

それが世間的な価値観を持って評価されるかは、全くの別ものなんだろうけれど。

 

自分はそれが全くない、と言うか、人の歩いた道を歩くのが精一杯だし、

人のおすすめの音楽を調べて掘るのでいっぱいいっぱいだし、誰かが歩いた道をただ辿ってるだけだなあ。(二回目)と思った。どこがオリジナルなんでしょうか。

 

自分とそうじゃない人の差はなんだろう。

 

自分の頭で考えてるか、そうじゃないか。

 

流されていたら、ただ足を絡めとられて、養分だけ吸われて、ポイっ だと思う。

 

バカなフリして、ほんとにバカやって、

いつの間にかほんとにバカになって

 

ぬるま湯の中で笑って、彼女もできないで

 

人と本当の意味でコミュニケーションのキャッチボールもできず、

うわっつらで、

 

空っぽの歌を歌って、絡めとられた虚空の時間の中を生きて。

 

誰かの言ったことに簡単に流されて、行きたいライブの日に、チケットまで当たったライブの日に、自分のバカみたいなライブをダブルブッキングして

 

3ヶ月立っても落ち込んでて、

 

バンドも組めないまま一生を過ごして。

 

 

缶コーヒー呑んで。

 

 

 

そんなんで言い訳、いや!!!いいわけないやろ!!!!!!!!!

 

 

どうやったら、本当の意味でカッコよくなれるのか

なめられながら

導き出せたらいいな。自分てだっさいなとよく思う。

 

 

 

カッコ悪くてもいいヨ。

 

 

 

自分に対してもそうやって許せたら

ちょっとはカッコよくなれる道が、

本当の意味でのロックンロールが

 

情けない人間の内側の導火線に

ひを灯してくれるかもしれない。

 

情熱を込めて、めんどうなところに突っ込んでいこう。

ワクワクを忘れずに!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!れ