火星の地上、シチノコの森

遠くの空で雷が鳴っている

埃の歌

ふらふらと埃が舞っている


完ぺきじゃない僕らの批評や価値観、常識だけで世界が回っている

八百屋で社長が言っていた。薄い傷のついたリンゴを見て言っていた。これが失格だったら我々はみんな失格だよって。
そうだ、そう思って。生きて生きたい。

完ぺきじゃない僕らが、完ぺきを求めるのは、遠く冷たいことだ

 

2017.12.1