火星の地上、シチノコの森

遠くの空で雷が鳴っている

次は西の国に

 

 

あつ

やりたいことを見失った

 

行きたかった場所に行く気力が、ガソリンが、底を尽きていた

 

何を生かすか

何を棄てるか

 

 

まるで、もう私は死にました

 

とでもいうように、自分がいないことにして

腑に落とす

 

ロッカーは20歳を越えたら余生だと

 

街を歩きながら思って

 

なにも欲しがらず、

いまは

 

ただ石のように一点にとどまっていればいいかもしれない。

 

動き出す前にそれが大切だ

 

 

ガソリンを蓄えるところからはじめよう。

 

 

 

よう